【 トイレット ② 】
そして
屋外トイレ、完成。
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ムスビテには
母屋にも、無論、トイレはある。
ただ、屋外でのイベントや
subako(ハナレ)を利用する方などが
母屋まで行かなくても済むよう
屋外にトイレを造ることは
かねてより懸案の一つであった。
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様々な「コンポスト・トイレ」の類を
見学したり研究したりした。
そのうえで、このトイレは
ムスビテの杜の
風、水、木、土、微生物さん、他
様々なエレメントと
ひとつずつ
ていねいに
ひとつずつ
ていねいに
対話しながら創っていった。
着工までの思案思考に時間を要したが
なかなかに、よくできたと思う。
さっそく先日
イベントに来られた方々が利用された。
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この手のトイレだからこそ
清潔感・衛生感
つまりは心地よい事を大切にしたい
と、わたしは、思う。
目指したのは
心地よいから
入ったら
出したくなる
出したら
出たくなくなる
そんなトイレである
(何のこっちゃ・笑)
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前回の投稿 【トイレット①】 で
自分は
環境・状況がゆるす限り
トイレで、ではなく
そこらへんで用を足すのを佳しとする人である
と記した。
ひとつ
誤解の無いよう申し上げておきたい。
わたしは
うつくしいもの・ことが好きだ。
キレイ好きでもあり、清潔を好む。
「そこらへんで用を足す」
いわゆるNGSは
イコール不潔
と思われるかもしれない。
が、必ずしも、そうではない。
少なくとも、わたしのお作法は
世に一般的な
ウォッシュレット付きトイレを使う方々と
同じか、それ以上に
清潔であり
清ケツである(笑)
話がドンドンそれていきそうなので
元に戻します(笑)
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そう。
ナチュラル・タイプのトイレで大切なのは
心地よい事。
掃除が行き届いてキレイである
といった基本は勿論
臭わない
虫が沸かない、等。
そのため必要な一つが
固形物(大)と水分(小)を分ける工夫。
いろいろな施工例を
見学したり
使わせてもらったり
調べてみたり
大いにウンウン悩んだ末
ようやく自分の中に
着工のGoサインが出た。
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目に見える建屋は勿論
目に見えない所に工夫を施した。
以前に造り
今も使っているコンポスト(堆肥)場の
一間サイズの木枠の半分を
そのまま、トイレ建屋の土台とした。
立地は、緩やかな傾斜地なので
もろもろ自ずと流れてくれる
はずである。
そして
ずいぶん前に
杜人・矢野智徳さんから教わった
『大地の再生』のやり方にならい
まず、予定地を掘り
地中で、風が、水が、氣が、そして、ウンが
心地よく流れ、巡るよう
砂利
ヒノキ間伐材
竹炭
籾殻燻炭
落ち葉などを
順に埋設。
その上に建屋を設け
友人から頂いたグッドデザインの便座を置いた。
資材は全て古材廃材
適度に隙間だらけだし
壁も、必要以上にふさいでないので
天然換気されて臭いは無く
いつも風が通るから乾き気味で
ジメジメいろいろ沸かない
はずである。
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使い方は
大なり中なり小なり普通に用を足した後
ひとつかみ、杜の落ち葉をかけるだけ。
水分は濾過され浸透して傾斜した地中を流れ
固形物は微生物さん達のおかげさまで
ゆっくりと分解されてゆく
はずである。
・・・ちなみに
この「杜のトイレ」の土台は木製で
土に掘っ立てているだけで
その上の建屋も木製だから
いずれ、遅かれ早かれトイレ自体が土に還る。
そういう意味でも
コンポスト・トイレです(笑)
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